X線画像処理により電池内部の極板巻き状態を自動検出します。正極と負極の極番を個別認識しその個数とズレ量を自動測定します。2式の画面処理装置がペアとなり個別にX線画像を入力して電池上下をインラインにて同時に検査します。
電池内部の正極と負極のズレ量が適切な範囲から外れるとリークなどの故障原因となります。特にリチウムイオン電池では故障が発火などの重大事故の原因と成り得るので全数X線検査する事が一般的です。しかし金属ケースの外からX線で映像した極板画像はコントラストが鮮明とは言えず自動検査は簡単では有りません。その為に目視検査を行っているケースも多くあります。BIS100では正極と負極の輪郭特徴を周辺の輝度情報を含めた「らしさ」として評価する事により自動検査を実現しました。極板全てを個別認識してズレ量を測定するという信頼性の高い方式です。既に多くの装置が実際に自動検査の為に使用されています。X線映像時の輝度ムラが大きい丸型電池でも自動検査が可能です。
さらにオプションでリード形状の自動検査を行う事も可能です。
負極から基準位置 変化値許容幅
正極から基準位置 負極最大値、正極最大値
負極から背極位置 極板高低差許容幅
ピッチ幅 負極最大値、正極最大値
外周から初極板までの許容幅
正極から基準位置 負極最大値、正極最大値
負極から背極位置 極板高低差許容幅
ピッチ幅 負極最大値、正極最大値
外周から初極板までの許容幅
PC DELL Optiplex
CPU PentiumIV 2.4GH 以上
CRT 19インチTFT
HDD 80GB以上
OS Windows2000ProfessionalまたはWindows XP
取込ボード Matrox Graphics社、他
外部I/O ホトカプラ絶縁型PIO
CPU PentiumIV 2.4GH 以上
CRT 19インチTFT
HDD 80GB以上
OS Windows2000ProfessionalまたはWindows XP
取込ボード Matrox Graphics社、他
外部I/O ホトカプラ絶縁型PIO
負極・正極最上部検出 ⇒ 負極X座標位置検出 ⇒ 負極X座標整理処理 ⇒ 負極Y座標詳細検出
⇒ 正極Y座標詳細検出
⇒ 正極Y座標詳細検出